医療事務の資格取得を目指す方向けに、病院報告・電話対応・交渉について紹介します。

●　病院報告について

病院報告とは、医療法に基づき 厚生労働省が実施している医療統計の一つで、 毎月５日までに保健所長に病院報告を提出する義務があります。
報告の内容としては、入退院や外来患者に対する報告を行う患者票と、そこの病院に在籍している職員数を報告する従事者票の２つがあります。

患者票の内容として

• 「在院患者」 「新入院患者」 「退院患者」 「外来患者数」 などを報告。
• 患者票は毎月、保健所への提出が必要となっています。

従事者票の内容として

• 「医師」「歯科医師」「薬剤師」「看護師」などを報告。
• 従事者票の提出は、年に1回だけです。

報告用紙は4枚になっており、厚生労働省・都道府県・保健所などで保存される事になっています。

●　電話応対業務について

医療事務スタッフはマナーはもちろんのこと、柔軟な電話対応も必要となっていきます。たとえば病院には、患者の家族や取引先の製薬メーカー、また金融機関や医師会、研究会などに関連するさまざまな電話がかかってきます。

どのような仕事も同じですが、自分の電話応対が会社のイメージそのものになります。 当然、医療事務も同じ事です。

電話対応の基本として、まずは明るい声でゆっくりと話しましょう。 そして一番大事なのは、メモを必ず取ることです！ 私も何度か電話を切ってからメモしようと思って、すっかり忘れてしまった経験があります。

●　保険会社との交渉について

たとえば救急病院などでは、交通事故等で負傷した患者が、救急車で搬送されて診療を受けますが、病院によっては医療事務スタッフが診療内容などの必要書類をまとめて、保険会社と交渉する場合があります。

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