病院の収入のことを医業収入と呼びますが、これは患者に提供したサービス全般の事を指し、その中でも診療報酬請求業務とは、保険診療費を請求するレセプト業務と呼ばれる医業収入のほとんどを占める仕事のことを言います。
レセプト業務の仕事内容として、まず医療事務スタッフは、診療行為が終了した患者のカルテに記載されている診療内容を、項目別に点数に置き換えて診療費を計算していきます。 (計算方法は2年おきに改定される診療点数表を見ながら行っていきます。)
そして患者の負担する額を会計窓口にて徴集して、診療報酬明細書(レセプト)を提出して請求していく、という流れになります。
診療費の計算方法は、厚生労働省告示を元にした診療報酬点数表で行っていきます。
これはほぼ2年おきに改定されるため、すばやく計算するために点数表を隅から隅まで覚えるのは容易な事ではありません。診療費を効率よく計算するために大切なことは、必要な部分を要領よく読み取ること!これが重要となってきます。
また、最近ではこれまでのように診療費を計算しなくても、自動的に診療報酬を計算してくれるレセプトコンピュータと呼ばれるものが登場してきています。
レセプトコンピュータとは、医師が診療行為を記した伝票をコンピュータによって、簡単に計算できるようにもなっているので、とても便利です。
この優れもの「レセプトコンピュータ」はまだまだ広く普及はしていないようですが、少しづつ導入している病院や診療所が増えてきていますので、これからますます注目されることと思います。