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 医療事務の勉強と情報

専門学校で勉強したことは、仕事で生かされていますか?

専門学校で勉強したことは、仕事で生かされていますか?

今は受付業務が主ですが、医学概論では一般的な身体の構造や病気の知識を学べたので、患者さんから病気や病状に関して、質問を受けたときに役立っています。また院長や患者さんと接するときに活かされているのが、秘書業務です。

電話対応や敬語の使いかたなど、毎日のサービス業務をスマートにこなせているのも、この科目のおかけだと思います。それから、このような個人のクリニックは、医療事務職といえども経営面で大きく関わっている仕事です。

病院の経営が、どうすればうまく成り立つのかを知るための勉強は必要ですね。また、医療関係のソフトを実際に使用したり、医学的な知識を選ることができたことです。

学校では、レセプト業務に使用するレセコンというPCソフトを実際に使用することができたので、職場で気後れすることもなく、すぐに役立ちました。ほかにも保険の仕組みや、カルテや処方箋などの見方などを知ることができたことがよかったです。

また、何があっても患者さんには笑顔を向け合い、嫌な思いはさせないその気持ちが大切だといつも感じています。


電子カルテと電子レセプトについて

現在、医療の現場でも急速にIT化が進んでいます。画像診断やデータ処理の分野と共に注目されているのが、電子カルテと電子レセプトです。電子カルテは、これまで医師や看護師が手書きで記入していたカルテを、パソコンや携帯端末の画面から入力して記録するシステムです。

すぐに患者情報を取り出して閲覧や記入することができ、面倒なカルテの出し入れや搬出の業務をなくせる利点があります。

2001年から増え始めた電子カルテの導入によって、従来会計や処方箋など医療事務がカルテから転記していたコンピュータ入力作業も、意思や看護師が処理するシステムに移ってきています。ただ、設備を整えるのにかなりの費用がかかるため、大病院でさえ、一割も導入していないのが現状です。

また、電子レセプトはレセプト電算処理システムの通称です。これまでコンピューターに入力した後、印刷して請求していた医療報酬データーを、電子媒体に収めて請求するシステムのことです。電子レセプトによって、各医療機関でのレセプトの印刷、仕分けなどの作業がなくなり、時間と資源が大幅に節約されます。またレセプト審査機関での処理もデジタル化され、スピードアップが実現します。


レセプト点検の記載内容のポイントについて

レセプトの上書き部分の点検とレセプトの記載内容がカルテの記載と一致しているかどうかを確認します。たとえば「カルテに記載されている病名と一致しているかどうか」「診療内容がすべて反映されているかどうか」などカルテとレセプトの内容を点検することになります。

知識的には、さほど高度なものは必要ありません。したがって、カルテに対しての認識、何がどこに記載されているかや、診療報酬点数について理解していれば対応できる業務といえます。皆さんが、医療事務職員として働き出した場合のレセプト業務は、まず事務点検から担当することになるでしょう。第一に内容点検について見てみます。

内容点検とは、病名と診療内容を医学的、診療報酬制度に点検を行うことです。まず、用法、容量、適応症ともに問題がないか確認しましょう。次にロキソニン錠についても、いわゆる風邪症状で起こるものが対象となっており、問題がないかも確認しておくことが重要です。

たしかに風邪症状で使用する薬剤といえますが、感冒と急性気管支炎を比較すると感冒のほうが症状が軽く、病名が弱いといえます。このような場合は、感冒ではなく急性気管支炎という病名でないと保険診療上認められない可能性があります。

もしこのままレセプトを提出した場合、医療機関はケフラールカプセルの費用を差し引いた金額のみ受け取ることも考えられます。ということは、ケフラールカプセルの費用は負担したことになるのでしょうか?患者さんからは一部負担金をいただいているのみです。

残りの診療費は本来であれば保険証を発行している保険者が負担することになっていますが、保険者が認めてくれないとすれば、完全に医療機関が負担してしまうことになります。医療機関は、患者さんに投与する薬剤を薬品会社より購入し処方しています。

このようなことが起こると、薬品会社に対しての支払いは発生しているのに、入金が一部しかないということになってしまいます。こういったことを防ぐために行うのが医療事務職員の点検というものになります。